第18回 ダイハツ クルマづくりに賭けた100年
ヒューモビリティワールド 〜人とクルマの発見ワールド
2007年6月7日
こんにちは。ナビゲーターのキカワです。
 
1907年(明治40)3月に創業したダイハツ工業株式会社は、今年で100年を迎えます。それを記念して、去る5月7日、史料展示館「ヒューモビリティワールド 〜人とクルマの発見ワールド」が開館しました。
「ヒューモビリティ」とは、Human(人)とmobility(モビリティ=機動性)を合わせた造語です。そこには、「人・地球にやさしいクルマづくり」を目指すダイハツの思いが込められています。
 
「ヒューモビリティワールド(以下HW)」は、大阪府池田市ダイハツ町にあるダイハツ工業本社ビルに隣接した鉄筋地上4階建て、延床面積約2,900u(平方メートル)の未来的な建物です。
HWの外観。ダイハツ工業本社新館(中央)、本館(右)に並ぶ、左端の建物です
HWは2階がエントランスになっています。壁面には国内および海外の拠点が紹介されたパネルが展示されています。また、パネルに設置されたモニターでは、海外のダイハツCMなど珍しい映像が流されています。
「DAIHATSU Gallery(ダイハツ・ギャラリー)」と名づけられたエントランスロビー。手前に見えるのは歴代自動車の5分の1スケールミニチュアです
ロビーを抜けて見えるのは、ダイハツ創立初期、まだ「発動機製造株式会社」と呼ばれていた頃のプロダクト群です。その名のとおり、昭和初期の同社はディーゼル機関の開発を展開していました。同じ頃、海外製エンジンを積んだ三輪自動車が流行、これに目を付けた同社は、海外製品を礼賛する業界を見切り、独自で車体の開発も開始したのです。これが、自動車メーカーとしてのダイハツの第一歩でした。
「Roots of DAIHATSU(ダイハツのルーツ)」と呼ばれるエリア。中央の大きな発動機は、創立初期のLH-25型ディーゼル機関(1933年)。左の赤い車体はスタイリッシュな三輪自動車BEE(1951年)です
同社自動車製造の先駆けである三輪自動車。第1号は1930年12月に発売されたHA型。ここに展示されているのは、その改良型のHD型(1931年)です
3階に上がると、昭和の高度経済成長期を駆け抜けた名車の数々が並んでいます。狭く、起伏が激しい日本の道路事情を常に考慮してきた同社は、有名な三輪軽トラック・ミゼットをはじめ、フェロー、シャレード、ミラ……と常に快適なスモールカーづくりを目指していたことが分かります。
3階は「History of DAIHATSU(ダイハツの歴史)」。歴代名車とエンジンが展示されています。手前のグリーンの車体はダイハツスポーツ(1963年)。ダイハツの名を世界に轟かせるべく、トリノ・モーターショーに展示されて以来、今回の展示のために実に43年ぶりに帰国したそうです。その後のイエローボディは、ダイハツP-5(1968年)。日本グランプリで活躍したレーシングカーです。同社の高い技術を裏付ける証人たちです
やはり目を引くのは、ミゼットです。「ヒューモオート」の名を冠した昭和の自動車販売店を再現しています
100年の歴史を味わった後に、4階に展開されているのは、ダイハツの現在と未来です。環境にやさしく、安全性を重視したものづくり技術を解説していきます。半世紀後の未来、2057年を予測したシアター映像や、実際に動かしたり触ったりできる体感型アトラクションで遊びながらクルマづくりが学べます。
4階は「Humo Tech. Square(ヒューモテック・スクウェア)」。UFE III(Ultra Fuel Economyの第三世代)も展示されています。東京モーターショーでも出品された超低燃費車です
ヒューモテック・ラボ。2057年のモビリティ社会への展望を映像で紹介するシアター 体感型展示のひとつ。未来のドライブをシミュレータライドで体感できます
NipponStyle的には垂涎もののHWなのですが、現在のところ小学校の社会科見学を優先しており、一般個人やその他団体の方々の見学は、もうしばらくのご辛抱だそうです。
今のところは「NSの歩き方」を読んでガマンしてください。
史料展示館「ヒューモビリティワールド 〜人とクルマの発見ワールド」
所在地:大阪府池田市ダイハツ町1-1
開館時間:9:00〜17:00
休館日:毎週土曜日・日曜日、ゴールデンウィーク、夏期連休、年末年始
料金:無料
URL:http://www.daihatsu.co.jp/hw/
連絡先 : ダイハツ工業(株)総務・広報部 企業PR室
TEL:072-754-3048
 
※小学校の社会科見学が優先です。当面、個人・その他団体のお客様のご見学に関しては、ご案内開始時期が確定次第、ホームページ上で詳細を告知させていただきます。
 
※現在、夏季限定スケジュールにて、個人・その他団体のお客様のご見学受け入れを実施中です。詳しくは、公式ホームページの「ACCESS」をご参照ください(2007年6月7日現在)。
http://www.daihatsu.co.jp/hw/access.htm


キカワ--*