第11回 50年前のアキバ 秋葉原電気街今昔
2006年9月1日
こんにちは。ナビゲーターのキカワです。
 
第9回でご紹介したラジオクラブの皆さんもお使いになっていた喫茶店「古炉奈」の会議室。その壁面には、今から50年前の電波会館周辺の写真が展示されています。
古炉奈のオーナーである松波道廣さんの秘蔵写真です。
 
「当時、電波会館の1階に父が経営していた松波無線の店舗があり、当時専務だった叔父が撮影したスナップ写真です。昭和31年か32年だそうですから、今から50年前の風景ですね。私自身、まだ小学生ぐらいだったので、なんとなく想い出に残っている程度ですね」
松波さんご自身、電気街振興会など、アキバのために多方面で活躍されており、この写真展示もその一環なのだそうです。
「再開発エリアのクロスフィールドなど、今、アキバは急激に変わりつつあります。これはより良い傾向なのですが、同時に古い秋葉原の姿は消えていってしまいます。これは、どこかで記録しておかなければならないと思うんです。昔の秋葉原の写真を皆さんから、ぜひ集めたい。その呼び水になればと思い、うちの会議室に展示してみたんですよ」
 
もし、お手元に古い秋葉原の写真をお持ちの方がいらっしゃりましたら、ぜひご一報をお願いいたします。
秋葉原電波会館 1956−2006
電波会館は1951年に、高架線直下のラジオセンターに隣接される形で建設された2階建棟割長屋式の商店棟です。現在も電子パーツ店が密集するアキバの代名詞的存在です。
今から50年前、1956年の風景(左)と同アングルから撮影した現在の風景(右)を比較してみました。【写真解説:松波道廣氏】
(※画像をクリックすると拡大画像が表示されます)
松波無線 その1
「中央に見えるのが松波無線(1966年に移転)。商品を所狭しとレイアウトする独特の雰囲気は昔からのものだったんですね」
松波無線 その2
「店舗前に山積みされているのは、真空管ラジオ。当時はラジオが飛ぶように売れたそうです。ラジオのボディも現在と比べると、はるかに大きいですね」
アキハバラデパート
「1951年に建てられたアキハバラデパート。空調用の室外機などが増設されていますが、建物自体は実はほとんど変わっておりません。中央の三輪トラックが当時を偲ばせます」
ラジオセンター入口
「アキハバラデパートと電波会館の間にある路地。隣接するラジオセンターへの入口にもなっています。ここにもラジオが山積みされていますね」
中央通り その1
「電波会館前より中央通りを臨む風景です。驚くのは現在のサトームセン前の街路樹の成長です。50年の年月を実感させます」
中央通り その2
「同じく松波無線前より中央通りを撮影。木製の電柱や打ち固めただけの路面など今では見ることの出来ない風景です。遠くに見える松住町架道橋のアーチだけは変わりません」
 
炭火焼珈琲庵 古炉奈
住所:〒101-0021 東京都千代田区外神田1-14-3 電波会館2F
TEL:03-3251-5359
営業時間:10:00a.m.〜10:00p.m.
URL:http://cafe-corona.jp/


キカワ--*